I met this character's monologue in a novel but don't understand much, hope some natives could give me a correct answer. I could only understand this as "I am bad at evaluating things" but not sure.
Context: Protagonist is a 3rd year high school student. After the graduation ceremony of the school, he visited his classroom for the last time, and remembering about his memories with his friends and club members.
俺は窓際にある、自分の席までやってきて座った。
そうして、慌ただしくも楽しかった日々を思い起こす。
綾世に、コトナに澄玲に小桜…。
コトナは部員ではなかったが、よく部室まで遊びに来てからかわれたものだ。
負けず嫌いのコトナと綾世は何かとやり合っていたが、あれは仲が良い証拠だろうな。
何に興味を持ったのか、後輩たちができたのも新たな経験だ。
後輩の澄玲には感謝しかない。
なにがあっても俺たちのフォローをしてくれてとても優しくていい子だった。
いつも優しく部活を見守ってくれていた。
そして、積極的で騒がしい小桜にはほとほと困らされたものだが……
彼女が居てくれなければ、我が部があんなに賑やかになることはなかっただろうな。
そんな憐憫を含む独り言が、静かな教室の中に浮かんでは溶けていく。
「―――だが、悪くない」
そういう俺の表情は朗らか。
この三年間は、嫌な事や辛い事だってたくさんあったはずなのに、最終的には『悪くない』の一言に集約されてしまった。
「やれやれ……俺もたいがいだな」
苦笑しながら肩をすくめる。
by terran94